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「胸懐」2022年4月1日

「胸懐」2022年4月1日

以下文章:Akira Hagiwara

「胸懐(きょうかい)」というタイトル。
これは日本のロックバンド”GLAY”のリーダーTAKUROの自伝の題名だ。

僕は少年時代、とてもか弱い心の持ち主だった。ゆえにいつも生きてくことに怯えていた。
そんな少年を支えてくれたのがGLAYという4人組バンドの存在だった。

今のウクライナの状況を思えば、なんて情けない少年だったろうとつくづく思う。
生きるか死ぬかの毎日を余儀なくされている少年たちを尻目に、僕の少年時代は言わずもがなJAPANのゆたかな守られた土壌で過ごしたからだ。

昨日は無性にGLAYの音楽が聴きたくなった。
あの懐かしい曲達、例えば「Together」や「カナリヤ」だったりを聴くと、瞬時にあの頃の弱かった心に立ち返ることができる。

僕は、「生きた心地が」しなかった。
しかしウクライナでは、「生きる確証が」ないのだ。

僕も随分と歳をとり、今では社長としてラフ&ピース合同会社という企業を、まがりなりにも背負って暮らしてる。

あのひ弱だった頃の自分の心情に立ち返って思うことは、今も中身はたいして変わってないな、というもので。

心の中身は変わってないのだけど、「オトナ」のことはよくわかってきた。

GLAYはあまりそういう表現はしないけど、例えばTHE BLUE HEARTSなんかに言わせれば”クソッタレの世界 (終わらない歌)”と形容されている、「オトナ」の世界。

資本主義、民主主義、社会主義、権威主義。

各国のニュースを見ていると思う。

そこに登場する人たち(主に政治家)は自分のお金のことや利害のことに夢中だ。

それは民主主義の国でも社会主義の国でも大差ない。大国や小国も大差ない。

少し前までは、もっと骨のある連中もいると思っていた。

だけどコロナ禍、ウクライナ侵略、と立て続けに起こった未曾有の2年間で。

そうでもないことがわかってしまった。

なぜそうなのかはわかっていない。

そしてそうじゃない人が少なからず存在することもわかっている。

ただ「オトナ」の世界でいわれるところの”権力者”に関してはほとんど僕がいうところの「クソッタレの世界」の住人だった。

ひとつだけわかってることがある。

それは”お金”のせいだってこと。

いや、”欲”のせいかな。

どうしてみんなそれを欲しがるのだろう。
みんなはそこになんらかのコンプレックスを抱えていて、僕にはそれがなかった、というコントラストなのだろうか?

政治家のトップは、どうしてそこにしがみついて離れないのだろう?

この地球というのは、大きくは”自然”と”動物”で構成されている。
とはいえ圧倒的な主役は”自然”の方だろう。

“動物”部門でも、特に人間が優れているとは思えない。

このような条理をアタリマエとしたときに、現状との乖離が甚だしい。

人間のために壊れていく自然。

僕は自然保護団体でもシーシェパードでもなんでもないけど、普通~~~に考えて、そう思う。

そんな地球の上で、ちっぽけな人間が、さも「地球上の一番はこのおれだ!」と言わんばかりに政治界や経済界で権力闘争を繰り広げている。

なんか、唖然としてしまう。

我々の目に入ってくるすべてのニュースは以上のようなフィルターを通ってから飛び込んでくる。

だから僕の関心には触れない。
ウクライナでの出来事はただただ胸が痛むばかりだ。

人間にとって最高なことって
誰かと共に楽しい時間を過ごしたり
愛情を交わし合ったり
かっこいいとか可愛いって憧れたり
そういうことだと思う
そうプログラムされてると思う。

現在37歳、こんな僕のこれからは一体どんな風になるのか、さっぱり想像もつかないけれど、来年で10年となるラフ&ピース合同会社の代表として、感じること信じることに嘘をつかずに、まっとうしてみようという気持ちです。

ここ日本でもコンプライアンスという呪文に苛まれて表現の自由がなくなってきてしまった。

みんな勇気を持ってほしい。
失うものなんてない。
それはいつかの少年の自分にも言ってやりたい。


 2022年4月1日 萩原 明

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